画像引用元:http://izumobijin.com/ 出雲美人

喪中と神社に関するハテナ

 

喪中【もちゅう】とは、故人を偲び、

亡くした悲しみを乗り越えて日常生活へ戻っていく期間のこと。

大切な人を亡くした悲しみというのは

すぐになくなるものではありませんが、

時間が少しずつ癒してくれもします。

 

喪中は「死」とつながったものであるために、

結婚式などの慶事、

神社への参拝を控えなければいけない

と思われている方も多いようです。

 

果たして本当なのでしょうか?

多くの人が抱えているであろう、

喪中と神社に関するハテナについてお答えします。

 

知っておきたい喪中と忌中の違い

 

「喪中」と同じ意味合いを持つことばに

「忌中」【きちゅう】ということばがありますが、

この2つどう違うかご存知ですか?

 

「忌中」は、故人を偲び御霊を鎮める期間。

元々は神道の考え方で

「けがれとなる死を悼む期間」。

昔は忌中には出仕(仕事)も控え殺生をせず神社を参拝してはいけない

とされていました(神社では死をけがれととらえるため)。

期間は故人との関係によっても違いますが

父母や配偶者が50日、

祖父母が30日、

兄弟が20日となっています。

 

最大50日の忌中が明ければ

日常生活に少しずつ戻ってもよしとされています。

 

「喪中」はといいますと、

上記しましたように「亡くした悲しみを乗り越えて日常生活へと戻っていく期間」。

一般的に約1年(13ヶ月)とされています。

考え方としては、悲しんでばかりいるのではなく、

それを乗り越え、前を向いて進んでいこうというもの。

 

忌中や忌明け直後は、

慶事、派手な宴会ごとは避けるべきですが、

そのあとは結婚式やお祝い事にも出席してもいいですし、

神社も参拝してよいとされています。

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http://www.nakazen-tyoutin.jp/commodity04.html
出典:中善提灯

 

「喪中」になるのは何親等まで?

 

親族が亡くなったとき、

どこまでの続柄なら「喪中」とすべきなのか、

とっさの判断としては難しいものです。

基本的には2親等までが喪中の範囲だとされています。

0親等:夫 妻

1親等:自分の父母 配偶者の父母 こども

2親等:自分の兄弟 兄弟の配偶者 祖父母 孫  配偶者の兄弟 兄弟の配偶者 祖父母

 

 

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一般的に「喪中」としない3親等には

曽祖父母、伯叔父母、甥、姪などがいます。

曽祖父母以上に遠い続柄の場合は

喪中としないということを覚えておけばよいかと思います。

 

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http://www.rengedo-wakkanai.co.jp/index.php
出典:れんげ堂

 

「喪中」に神社へ参拝はいいの?だめなの?

 

結論を言いますと、

「忌中」さえすぎれば「喪中」に神社を参拝することはOKとされています。

神社は神様が住む場所。

私たちの祖先たちは、

身内の「死」によって沈んだ気持ちで神様と接しないほうがよいという考えから、

忌中には神社の参拝を避けました。

しかしその後の喪中の期間は、

徐々に悲しみから立ち直り日常生活へ戻らなければならないという期間であるため、

神社に参拝してもよしとしています。

例えば家に神棚がある場合も、

忌中には白い紙を掛けお参りを避けます。

 

喪中の初詣は?

喪中には

年賀はがきによる新年の挨拶は控えるのが一般的なマナー。

では新年の願をかける初詣はどうでしょう。

実は、忌が明けていれば新年の初詣もよいことになっています。

ただし初詣は新年を祝い喜んでいる参拝客でごった返しています。

もし気分がすすまなければ参拝は来年に見送るようにしましょう。

 

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http://kitanotenmangu.or.jp/
出典:北天満宮

 

観光としての参拝は?

 

日本には観光地として有名な神社がたくさんあります。

明治神宮、厳島神社、伊勢神宮などなど。

 

観光の一環として神社を参拝する場合にも、

忌中だけは避けるようにしましょう。

忌中には頻繁に外出したり遠出することもあまり良しとしません。

 

忌が明ければ少しずつ外出も増やしていけばよいでしょう。

なので、

忌中でなければ観光としての神社参拝もOKという結論になります。

 

お寺も気をつけるべき?

 

お寺は神社とは違い

「死」を「けがれ」とはとらえていませんので、

お寺には忌中、喪中心配することなくお参りが可能となります。

そもそも葬儀はお寺が仕切るものですし、

葬儀場ではなくお寺で葬儀を執り行うこともあります。

忌中や喪中にどうしても心を鎮めたいという場合は、

神社ではなくお寺を参拝されるとよいかもしれません。

 

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http://4travel.jp/
出典:4トラベル

まとめ

 

大人の常識として「忌中」と「喪中」の違い、

「神社」と「寺」の違いを知っておくことは大切ですね。

 

結論としては忌中の神社参拝はアウトということですが、

喪中はOKとのこと。

 

故人を心の中でしっかり見送り、

新しい気持ちで神社の敷地に足を踏み入れてみればいかがでしょうか。

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