インフルエンザの予防接種は打つべき?効果や副作用、世代別の対策について
肌寒さを感じ始めるころから徐々に猛威を揮いだすインフルエンザ。みなさんは毎年どのように予防や対策を講じていますか?インフルエンザの予防策として多くの方が選択するのは予防接種です。

秋ごろから病院ではインフルエンザの予防接種を受けるように訴えていますが、果たして本当に効果はあるのでしょうか。インフルエンザの予防接種の効果と副作用、世代別に見る対策についてご紹介します。

 インフルエンザの予防接種本当に効果はあるの?

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大前提として知っておかなければならないのは、インフルエンザの予防接種を打ったからといってインフルエンザに絶対かからないわけではないということです。

というのも、インフルエンザの予防接種というのは、弱いインフルエンザウイルスを体内に入れることで抗体を作り、同じ型のウイルスが体内に侵入してきたときに攻撃し排除するという目的で打つものです。なので、予防接種をしたとしても、口や鼻からウイルスが侵入すればインフルエンザを発症することがあります。ただし、抗体があるため重症化を抑える効果は期待できます。

その上、インフルエンザは毎年流行する型が違います。そしてウイルスがどんどん進化して形を変えるため、ワクチンによる完全なる予防は不可能なのです。特に乳幼児に対してはインフルエンザワクチンは抗体ができにくいとされているため、「予防接種したのにインフルエンザにかかった」という現象が起きてしまう可能性もあるのです。

それでは予防接種は全く意味のないものなのか。そうではありません。インフルエンザ脳症や肺炎などを引き起こし重症化したり、死亡率を低くするという意味では効果が期待できます。

インフルエンザ予防接種は「重症化を予防するもの」としての認識が正しいようです。

 

 

 

健康的な大人は予防接種を打つべき?

 健康的な10代から50代の人がインフルエンザにかかったとしたら、およそ1週間程度で症状が治まります。もしかかったとしても重症化するリスクもそこまで高くないため、予防接種を絶対にしたほうがよいというわけではありません。

それでは予防接種を打つか打たないかを何で判断するのか、それは①十分に休むことができるか②家族構成、③職場からの指示などが判断基準となります。

まず①の判断基準ですが、1週間前後休むことが難しければ予防接種することをおすすめします。

次に②の判断基準。家族に乳幼児や高齢者、受験生のようにインフルエンザにかかることをなるべく避けたいような人がいれば、その家族にうつらないようにするためにも予防接種を受けたほうがよいと考えられます。

最後に③、医療従事者や介護職、幼稚園や学校の先生、飲食物を扱う施設などでは、職場から予防接種を受けることを指示されることがあります。感染予防のための対策なので指示には従う他ありません。

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予防接種の回数は?

 インフルエンザ予防接種は、健康的な大人の場合基本的に1回接種となっています。基礎疾患があったり健康に不安がある場合は医師の判断で2回接種を勧められることもあります。2回接種の場合は、4週間以内に2回目を打つようになっています。予防接種の効果はおよそ5ヶ月間。割と短いですね。流行し始める12月までには接種することがすすめられています。

 

 乳幼児の予防接種どうする?

 インフルエンザの予防接種を受けることが可能な月齢は6ヶ月以降となっています。6ヶ月以降は予防接種を受けることは可能ですが、大人にくらべ効果はあまり期待できないとされています。乳幼児は大人にくらべ免疫力が低いため、ワクチンを打っても体内で抗体が作られにくく、副作用が起きる可能性もあります。

乳幼児のインフルエンザ対策として一番大切なのは、周りにいる家族がしっかりと予防することなんです。とはいえインフルエンザ脳症などのリスクが高いのも乳幼児であるため、万が一のことを考えて予防接種することも無駄だとは言い切れません。かかりつけ医と相談しながら判断することをおすすめします。

 

 

インフルエンザワクチンの副作用は?

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 インフルエンザワクチンによる副作用は、国の発表によりますと0.023%となっています。軽度のものとしては接種箇所の腫れ、赤み、じんましん、発熱、悪寒、倦怠感、頭痛など。重度のものですと卵アレルギーによるアナフィラキシーショック、ギランバレー症候群などの神経系の重病、肝機能障害、けいれんなどが報告されています。インフルエンザワクチンは鶏卵で培養していますので、卵アレルギーのある方は注意が必要です。医師に必ず相談しましょう。

 

 

受験生は予防接種すべき?

 受験シーズンはインフルエンザが大流行する時期とちょうど同じ。人生を左右する一大事にインフルエンザにかかって試験が受けられなかったとなってしまうと元も子もありません。

滑り止めではありませんが、予防接種を受けておけばもしインフルエンザに感染した場合でも症状が軽くすむかもしれませんので、万が一のことを考えて予防接種をうけられると安心かもしれません。

ただし必ずかからないわけではありませんので、マスクやうがいなどで予防対策を徹底するようにしましょう。もしインフルエンザにかかってしまった場合でも、別日程で受験することは可能です。

 

 まとめ

インフルエンザは流行性感冒、簡単に言えば流行性の風邪です。普段から身体の免疫力を高めて、口や鼻からウイルスが侵入しないために徹底的に予防をすれば、そんなに怖い病気ではありません。

ただし環境や状況などによって予防接種が必要となるときがあります。インフルエンザシーズンが始まる前に、家族全員でインフルエンザ対策について一緒に考えてみてはいかがでしょうか。正しい知識を身に着けて、大流行しても慌てずに対処できるようにいたしましょう。

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